さくらVPSでスタートアップスクリプト「CentOS_Let’s Encrypt」を使用してインストールされたNginxの設定
さくらVPSでスタートアップスクリプト「CentOS_Let’s Encrypt」を使用してCentOS7をインストールすると、ウェブサーバーはApacheでは無くNginx(エンジンエックス)がインストールされていました。
さくらVPSでSSHとさくらVPSでFTPと同様にSSHとFTPの設定を行った後に、Nginxの設定を行いしました。
◎Web作成用ユーザーの設定
- ユーザー(sakura)を追加しました。
# useradd sakura # passwd sakura
- sudoコマンドを有効にするため、ユーザー(sakura)をwheelグループに追加しました。
# usermod -G wheel sakura # groups sakura sakura : sakura wheel
- Web作成が出来るようにするため、ユーザー(sakura)をnginxグループに追加しました。
# gpasswd -a sakura nginx # groups sakura sakura : sakura wheel nginx
◎Document rootフォルダの作成
- Web公開用rootフォルダとして「/var/www/html」を作成しました。
# cd /var # mkdir www # cd www # mkdir html
- Web公開用rootフォルダの所有者をnginxに変更し、パーミッションを755に変更しました。
# chown -R nginx:nginx /var/www/html # chmod 755 /var/www/html
◎Nginxの設定変更
- 「/etc/nginx/conf.d/」以下にある「default.conf」と「https.conf」に記載されているWeb公開用rootフォルダ「/usr/share/nginx/html」を先に作成した「var/www/html」に変更しました。
# cd /etc/nginx/conf.d/ # cp default.conf default.conf.org (または https.conf) # nano default.conf (または https.conf)
- 「default.conf」と「https.conf」の「location /」にあるrootの記述を「/var/www/html」に変更しました。
location / { #root /usr/share/nginx/html; root /var/www/html; index index.html index.htm; }
- 「default.conf」と「https.conf」の「location /」にあるrootの記述を「/var/www/html」に変更しました。
- 上記修正後、Nginxのサービスを再起動しました。
# systemctl restart nginx.service
◎Nginxの動作確認
- テスト用の「index.html」を作成しました。
# cd /var/www/html # nano index.html
- 作成した「index.html」は以下となります。
<html> <body> <h1>Welcome to Ngnix</h1> <p>vps.ohhappy.jp</p> </body> </html>
- 作成した「index.html」は以下となります。
- 「index.html」のパーミッションを「644」に変更しました。
# chown nginx:nginx index.html # chmod 644 index.html
- ブラウザで「http://(サーバーのURL)/」と「https://(サーバーのURL)/」にアクセスし、作成した「index.html」が「http:」と「https:」のどちらの場合も同じように表示されることを確認し、Nginxの動作確認を完了しました。
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