FreeBSD13.2でGnomeデスクトップ環境を構築

FreeBSD

前の記事「iMacのVMWareFusionに「FreeBSD 13.2」をインストールしました」でインストールした”FreeBSD 13.2”は、コンソールのみの環境です。使い勝手があまりよろしくないので、パッケージを使用してGnomeデスクトップ環境を構築しました。

VMWareToolsをインストールして”iMac”と”VMWareFusion”間でテキストのCopy&Pastが出来るようにしました。当サイト管理人の備忘録として実施手順のメモを以下に掲載いたします。

Gnomeデスクトップ環境

FreeBSD 13.2”のコンソールから「su」コマンドでroot(管理者)になりました。

$ su
Password:
#

FreeBSDのパッケージ管理システム「pkg」を更新しました。

# pkg update
# pkg upgrade
# :

X Window System(xorg)とディスプレイマネージャー(gdm)、Gnomeデスクトップ環境(gnomeとgnome-desktop)をパッケージでインストールしました。

# pkg install xorg gdm gnome gnome-desktop
# :

起動用設定ファイル(rc.conf)の追加編集用としてnano(エディタ)をパッケージでインストールしました。

# pkg install nano
# :

nano(エディタ)で起動用設定ファイル(rc.conf)の最後に以下の内容を追加しました。

# nano rc.conf
gnome_enable="YES"
moused_enable="YES"
dbus_enable="YES"
hald_enable="YES"
gdm_enable="YES"

nano(エディタ)でファイルシステムテーブル(/etc/fstab)の最後に以下の内容を追加しました。

# nano fstab
proc    /proc    procfs    rw    0    0

FreeBSDを再起動しました。

# reboot

gdm(GNOME Display Manager) のグラフィカルログイン画面が表示されました。

ユーザーアカウントでログイン出来ることを確認しました。

以上でGnomeデスクトップ環境を構築することができました。

VMWareToolsのインストール

Gnomeデスクトップ環境のTerminalからVMWareToolsをパッケージでインストールしました。

$ su
Password:
# pkg install open-vm-tools
# :

FreeBSDを再起動しました。

# reboot

iMacのエディタ(atom)の記載内容をFreeBSDのエディタ(nano)にコピー(その逆も)出来るようになりました。

シェルを「zsh」に変更

現在使用しているシェルを確認しました。

$ echo $SHELL
/bin/sh
$

シェル「zsh」をインストールしました。

$ su
Password:
# pkg install zsh
# :
# exit
$

デフォルトシェルを「zsh」に変更しました。

$ chsh -s /usr/local/bin/zsh
Password:
$

FreeBSDを再起動しました。

$ su
Password:
# reboot

Gnomeデスクトップ環境にユーザーログインしてTerminalを起動すると以下のメッセージで表示されたので、「0」を入力し「 ~/.zshrc」を作成しました。

This is the Z Shell configuration function for new users,
zsh-newuser-install.
You are seeing this message because you have no zsh startup files
(the files .zshenv, .zprofile, .zshrc, .zlogin in the directory
~).  This function can help you with a few settings that should
make your use of the shell easier.

You can:

(q)  Quit and do nothing.  The function will be run again next time.

(0)  Exit, creating the file ~/.zshrc containing just a comment.
     That will prevent this function being run again.

(1)  Continue to the main menu.

--- Type one of the keys in parentheses ---

デフォルトシェルが「zsh」に変更されたことを確認しました。

% echo $SHELL
/usr/local/bin/zsh

参考サイト

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